片々雑事 10



108) 本年の営業終了 (071221記載)

結局、恵美さんのSA-CDは、発売二週間ほどで 2万枚ほど出荷されたそうです。CDとしても立派なもんですが、SA-CDとしては大ヒットですね。Amazonランキングでは一位に一週間ほどいましたし、今日現在も50位くらいに安定しています。
オーディオショップさんなどでも動き始めました。某ショップさんでは一週間ほどで15枚出たそうです。息の長い作品となることを祈ります。

TA-DA5300ESは後輩の佐藤君が中心になって仕上げました。後輩が中心となって商品導入をやりきったのはこれが初めてです。HiVi誌ベストバイ10年連続一位をかないまるが達成した後の11年目。これはいやーなもんですよね。実際すごいプレッシャーだったと思いますが、見事に一位を取り11年連続となりました。ぱちぱち。かないまるは終始熱烈応援の一年でした。

そのほかの仕事としては、今年も部品をいくつも作りました。大きなところでは電解コンデンサとハンダかな。海外で音の流行がかなり動いており、昨年(2006年)モデルから電解コンの音質傾向を修正しましたが大好評。昨日もTA-DA5300ESの兄弟モデルがドイツのAV誌でアワードをとったという一報が入ってきました。ぱちぱちぱち。

ハンダは非鉛になってから音がいいのはすごく高くて、AVアンプは一昨年までそれを買っていました。去年からかないまるオリジナルのハンダを使い始め、TA-DA3200ESの80%くらいのハンダが変わりました。TA-DA5300ESでは、リフローというハンダ部分もこれに変わったので、100%かないまるハンダになりました。本当に音がいい。もちろん使えるのはうちだけです。

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さて、うちの会社は大型連休というのを会社が決めていなくて、各自勝手に連休を設定して休みます。今年はSA-CD作りとセットの音質援助と二人分の仕事をしたため休みが全然とれてなくて、全部年末に集まってしまいました。

それはわかっていましたが、少しため込みすぎていて、昨日(20日)で営業終了。今日から休み。18連休になるらしいです (これでも来年に繰り越した分があり、2月は仕事を調整してゆっくりしようと思っています)。

この年末年始は、たった一泊ですが家族スキーをします。正月にカミさんの実家に帰省しますが、その帰りにペンションに泊まります。楽しみ。

それから、外壁のティンバーという木部の塗装がはげてきたので修繕が必要ですが、これを自分でやってみたいと思っています。できるかな。寒そうだな。

あ、スタッドレスタイヤを買わなくては…。原稿も一本あるし。

わー、やることがたくさんあって、どれからてをつけたらいいかわかりません。

かくして毎年、いつのまにか休暇は終わってしまうんですね。


107) もうすぐウン万枚(071201記載/02更新)

camomile Best Audioの出荷が、一昨日で9000枚になったそうです。おそらく発売前の予約分の注残はこれで解消したと思います。でもまだ注残がその二倍程度あるそうです。プレスは音質に注意して作っても意外に生産能力がありますので、これも程なくできあがるそうですが、注文はまだ増えそうな勢いだそうです。お待たせしているみなさんには申し訳ないことです。

それにしても、SA-CDとしてはそう滅多にない大ヒット盤になりそうですね。現在オーディオショップさんにもじわじわ広がっているようで、試聴用ディスクの定盤になりつつあるようです。

さて、すでにお聴きになったみなさんから、続々と感想のメールが来ています。ちょっとご紹介しましょう。

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それはそうと、かないまるは恵美さんのクリスマスライブに行くことにしました。8月にも一度行った場所のライブ。そのときとても楽しかったので、今回も楽しみにしています。ただ、私を発見してもそっとしておいてくださいね(^_^;)

このライブは小倉さんの番組でも紹介されたため、90人くらい入れるんですがあっと言う間に完売。なんでも50人ほどキャンセル待ちしているんだそうです。追加公演もありそうなので、情報をいち早くゲットするために、恵美さんのメールマガジンを登録しておくといいですよ。

申し込みはこちらからできます。


106) 一位になりました (071124記載)

いやー、camomile Best AudioがAmazonベストセラーランキング(音楽)で一位になりました。これを書いている時点で、もう40時間近く一位にいます。

原動力はフジテレビ系の朝の番組「とくダネ!」でホストの小倉さんが「音のよさにびっくりして聴き続けたら、眠る時間がなくなった」。私が見てもインパクトのあるトークでしたから、多くの方がおおっと思ったでしょうね。

そして九時半には恵美さんが登場して「ひだまりの詩」を熱唱。これで恵美さんの声を思い出した方も注文を入れ始めたんでしょうか。番組終了後すぐにAmazonランキングが一位に躍進しましたし、過去の3作も注文が入り始めました。camomile classicsなんか2万位くらいにいたのが一気に40位くらいまで上がり、上昇率50000%で、アマゾンの「ヒット商品ランキング」でダントツの一位になってましたし、10時間くらいカモミール4作がヒット商品ランキングの1〜4位を独占してました。いやー、ちょっとコワイかも。

で、人気があるのはうれしいことですが、でも在庫がないようです。本当にすみません。急いで作ってもらうようにお願い中です。どうか少しお待ちください。

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camomile Best Audioの中身ですが、普通に音楽ファン的に聴けば、たぶんよい音に相違ないと思います。すでにかなりの枚数のサンプル盤が業界に出ていますし、いろいろな (普通の) 方にご自宅で聴いていただきましたが、今のところ「いい音ですねえ」という感想ばかりです。特にCD層やSA-CD層の2チャンネルの再生は、どんなシステムでも全然難しくないと思います。

一方マルチチャンネルは結構緻密な作りなので、ウワサの新立体感は、オーディオ的に突き詰めると、楽しめたりシビアだったりと人それぞれかもしれません。

サラウンドスピーカの距離設定、音圧設定をちゃんと行い、向きをいろいろと工夫すれば、音がフワっと浮かぶところまではあまり難しくないでしょう。浮かんだあと映画を観ると、映画もよくなっていると思います。

でも浮かんだ音にさらにフォーカスを求めると、これは環境作りの新たなスタートになるかもしれません。全く調整していないサラウンドだと、ボーカルがセンターからずれてしまうかもしれません。少なくともAVアンプの距離設定と音量設定はちゃんとやってください。

逆に上手に再生できると、前方に巨大な絵画を見るようなイメージを楽しめるはずです。

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それにしてもテレビの影響力ってすごいですね。かないまるは…、たぶん出られません、テレビ。短い時間で正確にものをしゃべる訓練を全く受けてないし、校正もできないし、この媒体は正直言って怖いです。まだ薬飲んでる身なのでそもそもストレスに耐えられないだろうし。

まあ作品はできたし、さいわいにして好評なので、ここからは恵美さんとレコード会社の出番ですね。かないまるは次の仕事に入ります。


105) camomile Best Audio 発売。
(071122記載)

いよいよ11月21日。かないまるがはじめて音楽ソフト作りに携わった「camomile Best Audio」が発売されました。Amazon.co.jpでは発売直後に品切れになったようで、21日未明から入荷待ちの表示が出ています。ご迷惑をおかけします。

音楽ソフト制作にかかわったのははじめてですし、思いっきり力一杯作りましたが、CDの中身は全然リキミはありません。歌い手の藤田恵美さんは癒し系の声ですし、楽器はアコースティック系。声の生々しく、楽音を豊かにと作りました。

雑誌などでは「いままでにないマルチ」にフォーカスしていますが、実際ポップスのマルチチャンネルは珍しいし、いままでにないマルチだとも思います。でも2チャンネル (CD/SACDレイヤーとも) の自然さ、豊かさもなかなかのデキだと思っています。なのでマルチを聴かない2チャンネルユーザにもお勧めです。

恵美さんはアジアでは確固たる人気があるので、香港や韓国では確実にヒットするでしょう。でも、とにかく日本で売れてほしいと思っています。ポップスの世界に音質競争の流れができてほしいという気持ちが大きいのです。もともとそういう気持ちで始めた仕事ですし。

ですのでもしお聴きいただいて気に入っていただけたら、ブログやHP、クチコミで「こんなの出ました」をよろしくお願いします。

さて、camomile Best Audioは、Amazon売り上げランキング(音楽)で、発売前に予約だけで10日以上にわたりベスト100位入りしていました。ました。Amazonの「ヒット商品」ランキングでは二回もベスト5にランクイン。未発売商品 (予約商品) では二回とも一位でした。

かないまるの観測では、10月末に1000位以下から100〜200位のゾーンに躍進。その後一旦600位くらいまで下がりましたが、11月12日にAVウォッチにかないまるが登場して、この記事の効果だと思いますが、12日のうちにベスト100位に入り、翌13日にベスト50に入り、14日未明には27位まで上がっていました。

そうしたなか、いよいよ発売日です。と思ったら、Amazonは在庫を売り切ったみたいですね。相当入れてあったはずなんですが。

ヒットかも。


104) 石焼き芋 (071103記載)

TA-DA5300ESは完成したし (佐藤君、ご苦労さまでした)、藤田恵美さんのSACDも出来上がり、今年も一段落。

ここのところ寝てるか花の苗作りしかしなかった休日ですが、娘のリクエストで石焼き芋に初挑戦してみました。



まずアルミの厚手の鍋のなかに黒曜石とさつまいもを入れました。さつまいもは底から3センチくらいのところにあります。鍋の深さは12センチくらい。



鍋はブロックで急造した焼却炉の上に渡してあります。ブロックは4段で、一段目の上に金網を入れて空気が上がりやすくしてあります。燃料は庭に転がっていた板切れや朽ちた杭、ダンボールなど。木材は湿っていましたがダンボールはかなり火力が出ますので、すぐに乾いてよく燃えました。

画像ではわかりにくいですが、ガラスの蓋にはイモから出た湿気が水滴になり、順調に加熱されているのがわかりました。イモはときどき姿勢を変えて、満遍なく加熱する必要がありますが、鍋が小さくてそのたびに石を出す必要があり、ちょっと面倒。「次回はもっと大きな鍋だな」などと思いながらも、加熱は順調に進行。



だいたい40分くらいでこんな感じに。食べると実においしい石焼き焼き芋になっていました。たき火の焼き芋は、キッチンタオルを水でぬらしてイモをくるみ、さらにアルミホイルで包んで火の中に入れておくというやり方があり、何度かやりましたが、石焼き芋のほうがはるかにおいしいですね。周辺のパリパリがたまらないし、中の甘みもすごく強いです。実にうまい。

さて、この三本は娘と食べてしまいましたが、30分後にカミさんが帰って来るので、もう一度焼こうということになりました。



再びイモと石をセットして燃料の木屑を入れて加熱開始。派手に燃えていますが、これは最初だけで、だいたい鍋底に炎があたる程度で加熱。

で、30分くらいたったころですかね。火を背にしていると、凝りがひどい腰や背中が暖まり気持ちいいのでそうしていたら、突如背後で「ズゴゴ」というへんな音が。

振り返ると鍋の底がキラっと光っています。「おっとアルミが溶けたか」。その瞬間は、穴が空いて石が少し落ちたくらいだと思いましたが、蓋をとってみてびっくり。



じゃん。穴はすごく大きくて、中身がほとんど下に落ちていました。そうかあ、アルミって熱に弱いんですね。

この鍋はもともとほとんど使っていなかったものなので惜しくはないし、イモも私はあきらめたんですが、娘が「きっと食べられる」と言って、火の中から拾いだしました。



いやー、見事に真っ黒。



でも中を割ってみるとちゃんとたべられる状態。少し渇き気味でしたが、一番外の焦げた皮を剥がしてカミさんと娘でおいしいといいながら結局食べてしまいました。



さて、アルミ鍋はオシャカになりましたが、火が暖かくて離れるのが惜しいので、バーベキュー用の鉄板を出してきて、クサヤを焼いてみました。

クサヤを台所で焼くと、長時間リビングが臭くなり、カミさんと息子にいつも怒られるんですが、外ならいいわけです。

折角なので火の中から石を取り出して灰を落として再利用。石焼きイモと同じように石の中に入れて焼いてみました。画像は石がクサヤの周りにありますが、この石をクサヤの上にかぶせて焼いたんです。

すると驚いたことにほとんど匂いませんでした。臭いが石で燃えちゃうんですかね。焼き上がりもとってもよく、ビールを出してきておいしくいただきました。

う〜ん。いい休日だったな。

明日4日は誕生日ですが、どんな休日になるのかな。



103)かないまる邸の子ヤモリ
(070909記載)

かないまる邸の小さな庭は、トカゲやヤモリがたくさんいます。 農薬をまかないせいかとても元気です。最近小さいのをよくみかけるようになりました。繁殖しているということですね。こういう小動物は虫を食べてくれるので、かないまるは大事にしてあげます。



子供のヤモリです。チョーかわいい。肥料の醗酵油粕の袋の中に住んでいました。




発見時に撮影してすぐに撮影したもの。土に見えるのは全部醗酵油粕ですが、雨水が入り虫がたくさんわいていたので、それを食べていたようです。 醗酵油粕は土に近い感じで刺激が少ないので住み着いたんでしょう。




手に乗せてみました。逃げるかなと思ったんですが、子供なので警戒心がないのか居心地がいいのが、なぜかなついて、そのままくつろいでしまったので、5分くらい撮影しました。その間ずっと手に乗っていたわけです。



ははは。ヤモリのカメラ目線ですよ。こういう画像はなかなかないよね。

油粕は肥料として使うので、このヤモリは大人のヤモリをよくみかけるあたりに放してあげました。


102) スカッシュとガット張り
(070802記載)

かないまるは、運動不足解消のため週一回2時間程度スカッシュをしています。

週一の運動はずっとテニスをしていたんですが、一昨年、練習中に肉離れを起こし、さらに指導員の無知でその場でひどく悪化させてしまい、10カ月なにもスポーツができな状態になりました (指導員なら常識的にみて肉離れと判断しなければいけない生徒に、さらにボレーボレーとショートラリーをさせたり、つらくて足を揉んでいるのを笑って見ていた馬鹿者コーチのせいです。コーチの質が低いですよ>某一流繊維メーカ運営のスクールさん)。

運動を再開するにあたり、テニスだと同じところを切りそうでなんとなくいやで、スカッシュを始めました。心肺的にはテニスより激しいスポーツですが、かないまるが現在教わっているコーチはプロ選手なので、アルバイトが教えるのが普通のテニススクールよりは安全ってもんです。そのコーチのファンになったこともあり、すっかりのめり込んで約一年になります。「はじめて」のコースではじめましたが、8月から「最上級」のクラスに入ることになりました。ついていけるかな…。

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ところで、スカッシュのガットのテンションは25ポンド前後。軟式テニスと同じくらいです。かないまるは高校のとき部活で軟式テニス部にいたことがありますが、軟式テニスは当時は手張りといって、巻棒と千枚通しを使ってガットを自分で張るのが普通でした (いまも手張りする人がいるそうですね)。

そこでスカッシュはガット張りも趣味にすることにしました。しかし今のラケットはカーボン製で、グロメットでガットを滑らせているので、故障しているラケットで2〜3回試して、千枚通し法は無理と判断。簡易型のストリンガー (ガット張り機) を買って張り始めました。

このストリンガーは数カ月使いましたが、息子がテニス部で、ガットを月にニ度くらい切ってくれるので、張り代が馬鹿にならなくて、息子のテニスラケットも私が張ることにして、機構のしっかりしたストリンガーに買い換えました。



ざっとこんな外観で、左がラケットを保持する架台。右がテンションを作り出す回転式分銅です。



テニスラケットを取り付けた様子です。黄色い部分はレール上を自由に移動し、レバーを回すとレールに固定され、ベースから立っているクランプでガットをつかんで、張っている途中のガットのテンションを保持してくれます。



たとえばこれは、スカッシュラケットのガットを張り、最後の結び目を作っているところです。エイトノットという結び方で、テニスにもスカッシュにも普通につかわれるノットですが、このノットを作っている間、すぐ脇のクランプがガットテンションを保持しているのがわかりますか。ノットを固めるときに一応ガットを引っ張れますが多少は緩むので、最後の横糸だけあらかじめ少しテンションをあげておき、クランプを外すとちょうどよくなるようにする、みたいなワザも最近は使っています。


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ガット張りは、自分でやれば張り代の節約になります。張り代は1500円前後ですかね。自分で張るとそれがタダになります。

実はスカッシュのラケットは、自分にあうものを探すためにオークションなどで入手して、ほとんどのラケットメーカのものをためしました。スクールにコーチを派遣している会社ががウィルソンの代理店なので、ウィルソンだけは試打ラケットを打ったことがあります。しかしそれ以外は試打ラケットに触れる機会はそうあるものではありません。

でもかないまるは、ダンロップ、カラカル、ヘッドなど、有名どころはだいたいオークションで入手して使ってみています (自分にあわないものはすべて再度オークションで手放したので、ラケット代は相当程度回収しています)。

しかし、ラケット入手時点でガットは古くなっているのが普通です。なので使う前に全部張り直しました。最初のころは、今からみればずいぶん下手でしたが、それでも古いサービスガット (ラケットが新品の時に張ってあるガット) よりは全然気持ちよく飛びました。

ガット自体も何種類か有名なものがあり、単純に使ってみたかったり、ラケットとの相性をみたかったりして、何度も張り替えました。スカッシュは始めて1年弱ですが、今までにガットを張った回数は、ざっと思い出してすでに20回を超えています。

テニスについても息子のガットの消費量が多くて、こちらは始めて半年ですが、すでに200メートルのロールを一巻半。こちららは記録してあるので正確に回数がわかり、ちょうど20回張り上げています。

結果として、この一年で張ったガット張りの回数は数十回。今はスカッシュのほうがラケットもガットも決まったので落ち着いていますが、一時はなんか毎週ガットを張っていたような気がします。

なので、ガット張りの腕前はそこそこ上達。スカッシュ歴の長い人に頼まれて、神経質で切れやすいことで有名なガットを張ってあげたこともありますが、なかなか切れないし、使いやすかったそうです。テニスも、息子によればショップで張るよりいいらしい。

スカッシュはともかく、テニスはテンションが高いので一本張り上げるとかなり疲れるんですが、張り上げたガットをたたいて「かーん」といい音がするのを聴くのは、なかなかいいものです。


そんなガット張りについては、いろいろと発見があります。なかなか奥が深い。

たとえば、以前テニスをやっていたときのことを思い出すと、ショップで張ったガットは、ラインが湾曲していたり、枡目が不揃いなことが多かったものです。これは時間をかけて丁寧に張ってないからと今は断言できます。

湾曲は張りながら枡目を揃えていない証拠です。不揃いは湾曲をあとからとるとき、まっすぐになりにくいからでしょう。

ガットのうち横糸は、張ると次に張るガットの方向 (つまりガットが存在しないほう) に膨らんでアーチ状になります。そのときにある程度まっすぐになるように寄せることが大事ですが、完全には寄りません。しかし一本前に張ったガットはまっすぐにできます。これを毎回やったガットは枡目が揃いピシっとしたクロスが出ます。

ところが、張りながらアーチをとるのをいい加減にしたり、時間節約のためにアーチがあるまま張ってあとから一気に直すと、ボールの飛びがまるでだめになります。理由は、張り上がってからアーチを直すと横糸のテンションが緩むうえ、一本一本の横糸が全部違うテンションになってしまうからのようです。

そんなこともじっくり考えながら張ってみると見えてきます。毎回発見があり、なかなか奥が深い職人仕事。ショップのアルバイトが張ったガットに張り代1500円なんて、今は払うのがもったいないと思います。

そういえば、テニスの「ラフ、スムース」の意味も最近知りました。ガットを張るときに結び目を切ったガットが上に出ます。これが本来のラフです。だから張るときは、グリップのマークの下側を上面にして張ります。これを知っていれば、トスのときラフかスムースかはグリップエンドをみなくてもわかるんです。これは知ったときは「お」っと思いました。今後も発見がたくさんありそうです。

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そうそう。最近スカッシュのコーチのストリングパターンを見せてもらい、そのすばらしさに感動しました。コーチの所属する事務所はプロショップもあり、そこにガット張りを依頼するとそのパターンで張ってくるので、パターンそのものは秘密でもなんでもないのですが、サービスガット(ラケットを買った時にはってあるガット)のパターンでは見たこともない新鮮なパターンでした。

実際に同じパターンで張ってみるとすごいい。玉の食いつきがいい。それと長期間ガットが緩まないんです。フレームの変形も起こりにくそうなパターンで、とても合理的。すごいなあと思いました。


というわけで、かないまるは最近ガット張りにも凝っているというご紹介でした。




101)藤田恵美さんのライブに行きます
(070727記載)
(070909更新)

最近ちょっと面白いことをやっています。音楽制作の現場にちょっとアタマを突っ込んでます。

かないまる100万ヒットのときに、記念品として藤田恵美さんが、最新アルバムを10枚、サイン入りで提供してくださったのはまだ印象深い出来事です。実は100万ヒットの切り番ゲットの賞品の一番人気は、ダントツで恵美さんのアルバムでした。その後彼女の作品は、かないまるが推薦するソフトのコーナーでもご紹介していますが、結構人気があります。

最近は恵美さんの作品を作っている (つまり録音や編集を担当している) エンジニアさんともご縁ができ、恩返しというわけではありませんが、エンジニアさんの編集環境のチューニングをやって上げたりしています。

エンジニアさんは、会社のかないルームにも見えたのですが「ここで編集作業をやりたいなあ」とおっしゃっていました。でも、それはなかなかむずかしいので、逆にエンジニアさんの環境をかないまるチューン環境にしてみたらどうなるかという試みでした。

結果ですが「道具がよいとういのはありがたい。とても仕事がしやすくなりました」という感想をいただきました。やったね。

かないまるは、レコード会社にしろ独立系にしろ、編集スタジオはほとんど知りません (ハードウエアの設計が本職なので、音楽産業は基本的には別世界)。

ただ、欧州でもとりわけ人気のある録音制作会社であるポリヒムニア社のバランスエンジニアのジョンマリさんやエルドさんとの交流のなかで、彼らがかないルームを訪れた際に、「ここの音は自分たちが使っている環境と全く同じ判断ができる。とてもバランスがよい」と太鼓判を押してくださったのは事実です。

そういえば、LYNXのみなさんが遊びに見えたときに、案内役でいらっしゃったオノセイゲンさんも「ここのバランスはとてもよい。制作現場にもなかなか無い」と褒めてくださいました。

私はハード設計のために「設計者のだれが仕事をしても同じ判断ができる、それも絶対評価に近い判断が可能」ということを目的として環境作りに腐心して来ました。つまりかないルームは、再生機の設計のために作った環境です。それが録音制作の方からみてもよい環境というのは面白いですね。結局、人間が音楽を楽しむ環境は、制作側も再生側も変わらないという、考えてみると当たり前のことなんでしょう。

今回の制作現場のチューニングも、実は「AVアンプの外デモのためのセットアップ」に近い感覚です。

デモのセットアップは、デモが終わると畳んでしまいます。例外的に、中国の上海と北京に固定の試聴室を作ったとき、かないまるがセットアップをし、上海の試聴室は今も稼働しています。でもセットアップした環境が残るのは例外的で、実はこういうお手伝いは、個人的にはとてもやりがいがありますし、まして喜んでいただけるととてもうれしいです。

さて、そうしたご縁もあり、かないまるは8月6日に藤田恵美さんのライブを聴きに行くことにしました。

恵美さんのアルバムは英語の曲が多く、カモミール三部作もほとんど全部英語ですが、恵美さんはライブでは歌謡曲もよく歌うそうです (ルクプルで「ひだまりの詩」がヒットする前は演歌も歌っていたそうで、歌謡曲もとても上手です)。マネージャーさんからライブの記録録音 (PAのライン録り) を聴かせていただいたことがありますが、なんかすごくいい感じでした。

なので機会があったらライブを聴いてみたいなあと思っていましたが、8月6日にあるということを今日お聞きし、早速申し込みました。軽い食事やドリンクを楽しみながらのライブですが、こういうのって、くつろげていいんですよね。二回公演ですが、かないまるは「通し」で楽しんで来る予定です。

で、このライブ。現在のところまだ空きがあるそうで、「じゃあかないまるでもご紹介しておきましょう」とお約束しました。お時間のある方、是非いらっしゃってみてはいかがでしょう、というお誘いです。

【公演日】 2007年8月6日(月)
【時 間】 通し可
      1st:Open 17:30 Start 19:00〜20:00
      2nd:Start 20:30〜21:30
【出 演】 藤田恵美(vo,g)小松原 俊(g,cho)宇戸俊秀(p,whistel,accor,cho)
【会 場】 JZ Brat SOUND OF TOKYO
【料 金】 Music Charge \4,200+オーダー
【予約・お問合せ】 JZ Brat 03-5728-0168

(070909後日談)
このライブ、とても素晴らしかったですよ。
初校時はまだ秘密でしたが、07年5月からかないまるは、恵美さんのベストアルバム作成にかかわっています。詳しくはこちらへ


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