諏訪湖の花火大会に行ってきました。蕎麦ページでおなじみの高山製粉さんのご招待です。
まず花火撮影をした機材ですが、カメラはニコンのデジカメD-70です。標準のズームレンズで主に広角端で撮影しています。ISO感度は最初は800〜1600でいろいろ試行錯誤しましたが、結局は途中からは800で固定しています。撮影モードは絞り優先です。絞りを可変しながらシャッタースピードが1/2〜1/8程度になるようにして撮影しました。シャッター速度優先にすると、花火の奇跡がワンパターンになるので、絞り優先にしておいて、明るさ次第で奇跡が変わる方が面白いだろうと思い、そうしました。偶然性を生かそうというわけです。
一枚目は、トップ画像に使った画像の原画です。花火は目で見ると一瞬のきらめきがあるのでクリアな感じがしますが、実は煙がたくさん発生するので、カメラで撮影するとコントラストが甘い画像になります。
これを画像ソフトPSP10でいろいろと調整して仕上げたのが、表紙に使った画像です。降るような火の粉の奇跡は消えてしまいますが、表紙用の画像なので、とにかくインパクト狙いで調整してあります。
以下の画像は、そういうインパクト狙いの調整はあまりしていません。もちろん修正はかなり入っていますが、いずれも作品としての狙いを定めて、でも元の印象はつぶさないようにしあげてあります。
今年の諏訪湖花火大会で一番人気があったのがこれです。尺玉というと、通常は一華ずつ上げて楽しむクラスの大型花火です。しかしなんとその尺玉を使いスターマインをやるという贅沢な花火。
提供はエプソン。そうなんですね。セイコーのブランドは服部時計店のものですが、セイコーブランドに商品を提供する諏訪精工社や、その子会社としてはじまったエプソンは諏訪の一流企業です。このスターマインの提供費は600万円にも及ぶそうです。いやースゴイスゴイ。そこここで歓声と拍手で大興奮でした。
諏訪湖花火大会独特の演出がこれ。湖面で花火を開き、半球に開いた花火と湖面の映る花火で円を描きます。三脚ナシで撮影しているので、軌跡がやや揺れていますが、手前に見える桟橋の上の人の人影も揺れ、なにやら幻想的な一枚に仕上がりました。
今回の諏訪湖花火大会で一番大きな花火がこれ。上記画像に写っている人影はこの画像で左端にいる数人です。いかにスケールが違うかわかるでしょう。
花火は三尺玉。標準レンズの広角端でも収まりませんでした。もっと広角なレンズが欲しと思う素材ですね。
しかし奇麗でしょう。現物もとても綺麗です。実はカメラはめくら撮りで、この瞬間私は肉眼では現物の花火を見ています。それにしては上手にとれました。
最後はこのページが初公開となる画像です。空に光が残っているのは、花火大会開始直後で、まだ明るさが残っているのです。
この画像はコントラスト処理をしていません。縮小で少しダレた分をシャープネス補正はかけていますが、それで原画のイメージを取り戻したという感じ。トリミングで縦長にカットしたら、なんかいい感じになりました。
というわけで、諏訪湖の花火大会、すごかったです。ご招待いただいた高山製粉さんに改めて御礼申し上げます。
それと花火好きを自称するそこのあなた!。諏訪湖の花火は見ましたか??。
諏訪湖を見ずして花火は語れませんよ。観ると実はしばらく花火を語れなくなりますが。「スゴイ」としか言えなくなるんです。
お粗末さまでした。
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