ヌードル・ドット・コムの取材
030829 公開
100409 更新
100409追記)
楽しい取材をしてくださった「ヌードル・ドット・コム」誌。残念ながら、2010年現在は存在していないことがホームページ読者からのご指摘でわかりました。
ヌードルドットコム誌はフーディアムクラブの会誌でしたがすが、クラブサービスは終了したようです。クラブを主催していたインスタントラーメン発明記念館は存続しています。
下記文中の緑色部分は原文のまま残してありますがリンクを外しました。私もクラブ会員証を持っていますが、じゃあこれは無効なんだな(^^;)。
現在は日清製粉本体に「NOODLE+」という会員サービスがありますね。かないまるには連絡はありませんでしたが、移行したのかな?。
2003年8月3日。日清食品のPR誌が、かないまるの蕎麦打ちを取材にみえました。
このPR誌、誌名をnoodles.com(ヌードル・ドット・コム)と言って、食にまつわる話題を満載したPR誌です。
発行はインスタントラーメン発明記念館(大阪)で、そこのクラブ機関誌であるほか、東京本社で主催するフーディアムクラブの会員にも配布される、年4回発刊の季刊誌。単独の号のみでも500円で購入できます (WEBから取り寄せ可能)。
見本誌を拝見しましたが、内容が盛りだくさんで、しかもどの記事もなかなか面白い。なので私も定期講読することにしました (フーディアムクラブに入会)。
で、記事の中に「忙中麺あり」というカラー見開き2ページの企画があります。今回かないまるが登場するのがこのページです。
9月20日発行の号に掲載の予定で、発行はもうすこし先ですが、取材当日の雰囲気をご紹介しましょう。
1.取材はインタビューから
取材はみえ企画プロダクションという企画会社から、稲川さんと山田さん。カメラマンの佐々木さんの3名でいらっしゃいました。
またそば打ちの撮影のあと、仲間といっしょに蕎麦を食べているところも撮影したいということで、新蕎麦の時期に蕎麦会をやるパソコン通信仲間を招集しました。急な呼びかけにもかかわらず、特別濃いメンバーが結集。これはただではすまなそうな…(^_^;)。
取材はインタビューから。そば打ちをはじめたきっかけや、そば粉の入手方法、打つ頻度、道具などを、質問されるままにお話ししました。取材は右が稲川さん。うしろでメモをとっているのが山田さんです。
2. 撮影の様子
続いて、実際にそばを打つところの撮影です。パソコン通信仲間が見守る中、撮影用の照明に囲まれての蕎麦打ちとなりました。画像は当日の最初の蕎麦 (高山製粉の白樺) を打っているところです。
ちょっと当惑したのは、明るい照明が二本入ったためか、蕎麦のつながりかたがいつもと少々違ったことです。
たとえば、白樺は加水に連れて段階的にダマが大きくなるはずなんですが、なかなかダマが大きくなりません。ところが加水率が適正に近づくと、突然ドーンとまとまってしまいました。続いて縄文を打ちましたが、同じ傾向。
傍目にもわかったようで、パソコン通信仲間のりょーさんが「あれー、いつもと違いますね」と言うほどでした。もちろんつながらないということはなくて、おいしい蕎麦にはなるんですが、照明だけでこんなに変わるんだ、と思いました。
カメラが近づくとついカメラ目線に。ギャラリーのみなさんは、これがとってもおかしかったそうです。カメラマンさんは「普通にしてください」とおっしゃるんですが、取材ズレしているかないまるは、これで「普通」だったりします(^_^;)。
ちなみに、まさにこの瞬間の写真が誌面に登場するはずです。乞ご期待!。
これはゆで上がった蕎麦を念入りに撮影しているところ。照明を入れて、形を丁寧に整えて撮っていただきました。
(ここまでの撮影は、パソコン通信仲間の凹さんです)
近づくとこんな感じのセットアップになっています。箸置きは庭からとってきた柊の葉っぱです。
この画像はパソコン通信仲間のドド子さんの旦那さんの撮影ですが、カメラマンさんが用意したレフ着きの照明がシンクロしたので、実に柔らかい照明があたってとてもおいしそうですね。これが誌面でどうなるのか楽しみです。
この画像の蕎麦は高山製粉の白樺ですが、このあと蕎麦猪口と箸を変えて、縄文も撮影しました (誌面には縄文のアップが登場するそうです)。
3. パソコン通信仲間活動開始
で、パソコン通信仲間がおとなしくしていたのはこのへんまで。一通り写真撮影が終わったあたりから雰囲気が怪しくなり、なんと蕎麦打ちの練習がはじまりました。
これはパソコン通信仲間のドド子さん。打っているのは、江戸東京そばの会が挽いた常陸秋蕎麦です。
カメラマンさんも切りに挑戦。指さす手が二人分見えていますが、これはドド子さんと娘の千晶で、「あーじゃない、こーじゃない」とシドーがうるさかったとか。
このあと山田さんも切りに挑戦されました。山田さんが切ったところはとてもおいしかったのですが、ちょうど誰も画像を撮っていなかったようです。残念。
(ここまでの撮影は、ドド子さんのだんなさん、せーいちさんです)
さて、こうしてこの日できあがった蕎麦切りは下記のとおりです。
- 高山製粉の白樺
- 高山製粉の縄文
- 明太子蕎麦 (生粉御膳粉の変わり蕎麦)
- 白身魚と海老のすり身蕎麦 (同上)
- 前日に打って24時間寝かせた縄文
- 前日に打って24時間寝かせた太打ちの縄文(酒打ち)
- 常陸秋蕎麦 (ドド子さんとカメラマンさんと山田さんの合作)
総量はそば粉換算で約3.1キロでした。蕎麦とつゆの詳しい記録は、当日の日記に記載してあります。
4.全員の撮影
そうこうするうちに、茹での準備もできて、まずは大ザル一枚 (三人前程度)を茹でて盛りつけ。そのザルを前にしてさー食べるぞーというシーンを撮影。
このシーンは子供たちも含めて全員が入ったので、写真を撮る人がいなくて画像はありません。本誌を楽しみにしましょう。
5. 宴会モード
これで取材は全部終了。そのまま蕎麦会=宴会モードに突入。
で、またまた全体像をとった画像がありません。私は次から次へと蕎麦を茹でてましたし、他の大人は全員が蕎麦をぱくつくが一生懸命だったからです。
ところが、りょーさんの娘さんの理子ちゃんと娘の千晶が、理子ちゃんのデジカメで全員の画像を撮っていて、雰囲気がよく分かりますので、羅列的にご紹介しましょう。
ぶーさん、ドド子さん、せーいちさんです。せーいちさんは隣の和室でクーラーを19度にしてゴキゲンに酔い醒まし中。
かないまる一家です。私はそばを茹でてます。右は娘の千晶とカミさん。このほかに最初の方では長男の勇太もいましたが、記念撮影のあと外出したので蕎麦会にはいません。
凹さん、りょーさん、理子ちゃんです。凹さんは慣れない私のデジカメでたくさんの画像を撮って下さいました。ありがとうございました。
宴もたけなわ。いい雰囲気してますね。千晶の画像は消す約束だったそうですが、傑作ですね。…。
カメラマン佐々木さん (これは私の撮影)、山田さん、稲川さんです。
カメラマンさんが持っているのはりょーさんのお土産「ラッキーエビス」。タイが二匹描かれているラベルで、500本に一本程度しかないという縁起物です (びん入りのビールだけに存在するそうです)。
しかし、理子ちゃんのカメラに収められたこれらの写真は、子供にしか撮れないものですね。レンズ特性や、カメラを持っているのがお子さまだということもあり、かなり可笑しく撮れちゃうことも。みなさん、実物は (というか普段は) もっと美男美女ですので念のため。
まあそんなわけでワイワイと楽しくて、この日の蕎麦は蕎麦粉換算で3.1キロで、大人10人+子供3人には少々多いと思いますが、ぜ〜んぶ胃袋に収まってしまいました。
つゆは古川製粉さんから入手した本枯れ節を使って、ケトル法でだしをとって作りましたが、約1.4リットルを消費しました。これもいつもより減りがよかったです。
6. 取材を終えて
取材されることは仕事では結構あります。昔、取材に慣れていないころは変に緊張しましたし、今から考えるとずいぶん必死にしゃべっていたことを思い出します。
最近は、緊張こそしませんが気は張っています。ダラダラと取材されるのではなくて、内容がこちらの希望どおりになるべくなるようにもします。それも仕事のうちですから。なので、ひとつ取材が終わると結構疲れているのが普通です。
今回は終了後そういう意味での疲れは全然残っていませんでした。仕事ではないのでどんな記事にしていただけるのかは全くのおまかせですし、なにより、仲間に囲まれて自然体でいることができたということでしょう。やはり気のおけない仲間はいいですね。
と同時に、趣味と仕事というのがいかに違うものか、なんかそんなことを強く感じました。私の蕎麦打ちは100%趣味、100%アマチュア。そこがいいんですね。私のオーディオと同じで、プロの蕎麦屋さんにはこの楽しさはないでしょう。うむ。
それと、パソコン通信仲間はもちろん、取材陣のみなさんも、後半の蕎麦会を宴会モードで楽しんでいただけたようでした。何といってもその点はよかったと思います。
最後に取材陣と記念撮影。フラッシュが光っていなかったようで原画は真っ暗で、画像処理でなんとか再生した画像なのでちょっと色調が変ですが、まあ記念ですからUPしておきます。
あー、楽しかった。
(追記)
掲載誌が到着しました。
C22をごらんください。
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