愛用のパソコンたち

100211初稿
100213更新(誤記訂正)


かないまる愛用のパソコンのご紹介記事は、2004年に稼働した3号機のものがずっとそのまま残っていました。もちろん2年も経たずに中身が変わりましたが、新しいほうを片々雑事などでご紹介はしているものの、トップページからのリンクも記事もそのままでした。

で、一昨年くらいまではまだ使っていると思われた方から「古いの使ってますね」みたいなメールが来ていましたが、最近は「いくらなんでも記事が古くないですか」というメールが飛んで来るようになりました。

そこで、2010年2月現在の状況をご紹介することにしました。まず、現在のかないまるのコクピットの画像です。



いろいろ散らかっているのは見のがしていただくとして(苦笑)、PCが2台稼働しているのがお分かりいただけるでしょう。

この二台にはネットワーク上で識別するため名前がつけてあります。ここでは万一の外部からの攻撃に備えて仮称で紹介させていただきますが、左のPCがP777、右のがP888とします。


・ディスプレイ

まずはディスプレイを紹介しましょう。画面はどちらも1920×1200ドットで画面サイズはワイド24型です。この解像度はWUXGAとかいうそうです。横1080ドットのハイビジョン画面をドットオンドットで表示するために必要な解像度ですね。これより高すぎると、またオンドットしなくなりますので、この解像度がいいんです。まだBDなどの鑑賞はしてませんが、早晩必ず必要になるスペックです。

それと、24W型というのは、この解像度だとドットサイズも比較的大きく、作文をしていても目があまり疲れなくていい感じです。特にワイド液晶はドキュメントを二つ並べて開いてそのまま作業ができるので、一度使うと4対3液晶には絶対に戻れないですね。

二台はいずれも昨年(2009年)に購入したもので、右のP888用がミツビシ製。左のP777用はナナオ製です。

先に買ったのはミツビシ製。「Diamondcrysta RDT241W」というもので、AdobeRGBの色空間をほぼカバーする性能を持っています。なるほど色が濃くて、とても見やすい液晶です。実際の表示を一週間以上吟味して購入しました。価格は5万円くらいだったと思います。もっと安いモデルもありましたが、やはりじっくり見て比較すると、目の疲れを避けるにはある程度の投資は必要ですね。

特にかないまるは、文字を見つめる時間が長いので、その点はよく吟味しました。ディスプレイの展示は、風景や動物の画像を表示していることが多いし、オンドットしていないこともよくあります。でも必ずオンドットの文字を見て吟味しなくてはいけません。それには販売店を選ぶ必要があります。秋葉原のヨドバシはそういう展示をしていたので、とても助かりました。当然購入もヨドバシです。

後から購入したP777用のナナオ(EIZO)は「FlexScan EV2411W」というものです。ナナオは価格が高めなのでなかなか手が出ませんが、この機種はビジネスユースにやや安く企画されているようですし、特に昨年末に戦略価格がついてジャスト6万円で買えた瞬間があり、そのとき購入しました (現在は7〜8万円するようです)。

ナナオらしいとてもよい色味。白色LEDバックライトも周囲の明るさで輝度調整されるので、これも目に優しいです。長時間作業をして一番疲れないディスプレイですね。

色見は最初はやや淡白かなと思いましたが、画像処理で使いこんでみると、むしろナナオが標準的で、ミツビシのほうがやや色が濃すぎるのかなという感じがしてきました。近々ミツビシのほうを微調整する予定です。


さて、二台のディスプレイにはややお金がかかっていると思います。最近はPC関連の機材は安いものが選べるようになっていますが、ディスプレイへの必要投資額はやはり大きい。でも、一日何時間も見るものですから健康のためと思っていいものを買うのが正解だと思います。

なお、もちろんこれ以上高額なモデルもありますが、別の付加価値で高額になっているので、まあこのあたりでいいでしょう。


・P888の詳細 (前編)

ではPC本体の解説に移ります。P888は歴史の長いPCで、「記載が古い」とご指摘いただいた記事にあったPC三号機の次からメインで使っているシャーシです。

P888はPC三号機の次に買ったシャーシで組んだ四号機からはじまっています。そのとき使ったマザボの詳細は忘れてしまいましたが、オークションで中古購入した赤い色をした基板を使ったものでした。三号機についていたビデオキャプチャーボード(カノープス製)や、IEEE1394経由でDVカムのデータをAVIファイルで吸い上げるボードもそのまま引き継いでいます (これは現在も引き継いでいます)。

しかし稼働してすぐに会社のPCが故障し、急遽マザボをとりはずして会社に持ち込むことになりました。仕事が立て込んでいる時期で、修理でPCが使えないのはあり得なかったからです。この会社のPCは、一カ月ほどして時間に余裕ができた時期に正式に修理用のマザボを購入して再度交換。応急修理に使ったオークションで購入したマザボは、再びオークションで売りました。

自宅のP888のほうは、その間にマザボがAOpen製の「AX4SG-UL」に変わり五号機となりました。稼働は2006年。マザボはFSB800MHz対応なのでCPUも新調。Pentium4 2.4GHzのFSB800MHz。メモリは500MBで立ち上げました。

この五号機のマザボは、オンボードの音源の音質が抜群よくて、藤田恵美さんのcamomile Best Audioの自宅でのマルチチャンネル音源視聴もこの内蔵音源でやりました。S/Nはあまりよくなくてギリギリですが、とにかく音は自然で、情報量の多い音質。音のプロとして「よい音」と断言できるものでした。この音を聴いた同僚もぶったまげていましたよ。

実は、このマザボは、そのとき急遽かったものではなく、2000年ごろからずっと続けている個人的なテーマである「CD-R焼きの音質改善」で、比較テストで勝ち残ったものなんです。グラウンドが静かとかクロック純度がいいとかいろいろ理由があるんでしょうね。内蔵音源の音質もとてもいいものでした。

この五号機は2008年の初秋に故障。多忙機に故障した上、故障が複雑だったため、約2カ月以上ホームページの更新ができなくなりました。修理の顛末は、片々雑事 11番 (122)に書いてありますが、このときマザボがASUS製の「P4P800-SE」に変わり、六号機となりました。

しかし六号機には大きな問題がひとつありました。音質がとても悪かったのです。単に音質が悪いというのではなく、ブーンというハム音まで出る始末で、かないまるのPC史上最悪でした。ボードが故障していたのかもしれません。


・P777登場

そこで、P888はマザボの再交換も含めていずれ大改修を行うことにしましたが、とりあえずやっと修理できて稼働したところなので、さらに手を加える気が起こりませんでした。そこで、新たにもう一台PC (七号機) を立ち上げて、そちらをゆっくり育てて、安定したらP888を改修することにしました。

そういうわけで作ったのが左側のPC、P777です。マザボはギガバイト製「GA-73PVM-S2H」というもので、ついにソケット478とお別れです。チップセットが変わっていて、なんとnVIDIA製です。「GeForce7100/nForce630i」というものですが、ノースブリッジチップとサウスブリッジチップが一個に統合されているんです。

で、なぜこのマザボにしたかというと、比較的安いボードでありながら HDMI出力を持っていたからです。実際は購入後まだ一度もHDMI出力は使ってないんですが、そのうち役に立つでしょう。グラボは挿さず、オンボードのグラフィックをそのまま使っています。

CPUはPentium Dual-Core E2220 2.4GHz FSB800MHzというのを買いました。このCPUはPentiumとは名付けられているものの、実はCore 2 Duo の廉価版で、Core 2 Duo E4000系のL2キャッシュ容量(2MB)を半分にして、VT命令を無効にしたようなものだそうです。

かないまるはプレスコットは失敗したプロセスだと思ったいたので一度も手を出していませんが、実はCPUがコア・プロセスになり消費電力が下がったので、機会があったら使いたいなと思っていたところでした。Pentium Dual-Core 2.4GHzは、TPDも65Wと低く価格も非常に安い (たしか6000円くらい) 。

そういう意味ではP888をこれに更新してもいいんですが、CPUとマザボが新規となるとなにが起こるかわかりません。一方シャーシと電源は余っています。そこでP777は、最初はVGA切り換え器によりディスプレイ、キーボード、マウスをP888と共用で使い始めました。しかし、使い始めてすぐに気に入ったので、ディスプレイにナナオを買い足し、キーボードはバックアップ用に購入してあった親指シフト(実行キー付き)を出してきて独立にして、本格的に使い始めました。

P777のインストールは、WindowsXP、各アプリともクリーンインストールです。P888のドキュメント類は漏れなく全部最初にコピーしましたが、アプリケーション類は使うものをまずインストールし、あとは使いながら追加インストールしてゆく感じにして、夏までには完全に稼働しました。現在は映像関連をのぞき、基本的にP777がメインPCとなっています。


・P888の詳細(後編)

さてP888はどうなっていたかというと、P777へ移行したアプリはP888では使わないようにして役割を減らして行きました。残った役割は、ビデオキャプチャーやDVDのリッピング、焼き込みなど主に映像関係です。これはP888にビデオキャプチャーボードがないので必然的にそうなりました。映像変換ソフト類も関連性が強いのでP888に残留です。

さて、そのP888をこの年始から新しいマザボとCPUに交換しました。ついに音の悪いマザボの退役です。

音が悪かった理由は、ハムノイズは原因不明ですが、ビデオキャプチャーボードにはアンテナ線がつながっているので、外部からのノイズ電流が多く、マザボがそれに耐えられなかったのでしょう。またオンボードグラフィックを持っていないため、グラボを挿してありましたが、これも経験的に音質が悪い原因です (オンボードグラフィックのあるマザボに別途グラボを挿してみればすぐに分かります)。ただ、グラボを挿したからハムが出るかというとそういうことはないので、別の原因でしょう。

というわけで、P888のマザボ更新はマストですが、折角ですからこちらも最新の構成にすることにしました。したがって、かないまるのPCとしては八号機になります。

マザボはP777と同じギガバイト製で「G31M ES2L」というモデルにしました。IEEE1394も省略されている、エントリー用の安いマザボです。機能は少ない方が音はいい傾向ですからね。

CPUは Core 2 Duo E7500 VT 2.93GHzというのにしました。これも値段優先。それでも、E7500は初期型はVT未対応だったそうですが、かないまるが買ったものはVT版になっていました。全部で合計21000円くらい。これは全部、ThinkPadの延長保証の還付ポイントでまかないました。


P888のインストールは、以前の修理のときと同じ「居抜き」で行いました。HDDも新しくはしましたが、その新HDDに旧HDDの内容をコピーしました。方法は片々雑事14の(170)に書いた「EASEUS Disk Copy」というフリーソフトによる方法。簡単でとても便利です。

ただ、チップセットがあまりに違うせいか、丸ごとコピーのままではさすがにWindowsが起動しませんでしたが、WindowsXPのCD-ROMから起動してWindowsを上書きインストールしたらなんなく起動しました。そこでマザボのインストールディスクでINFファイルを上書きしたら正常に動作しました。再稼働後の全体の検証がまだ済んでいませんが、あと1〜2カ月程度もすれば、全部の機能の動作確認が済むでしょう。

全部終わったら、地デジチューナやBDドライブを追加して、今後も映像系中心に運用してゆく予定ですが、どこかで一度クリーンインストールしたいと思っています。Windows 7には、するかなあ…。

あ、そうそう。P888にはもう一つ役割があります。それは五号機になって始めた24時間稼働です。そうする理由は、P888はプリントサーバーになっているからです。かないまる邸のプリンタはネット対応してないモデルなので、P888が24時間プリンターを見ています。ファイルサーブもしていますが、これはほぼNASに役割を譲りました。

以上がかないまるコクピットのメインのPC二台です。


・P345

さて、ここからはかないまる邸の別のPCをご紹介しましょう。まず娘のPC。P345です。



これがP345の全景。右端に見えるのが三号機のときから使っているシャーシです。



これがP345の中身。三号機時代は中がパンパンでしたが、P345としては一転して簡素な作りになっています。

マザボはCD-Rの高音質焼き検討で購入したもののひとつで、アルバトロン製「PM800 PRO」というマイクロATXです。型番どおりVIAのPM800チップセットを使ったものですが、非常に安定で音質がよく、特にノート用のPentium4 Mを取り付けると1.2GHzで動作するので、非常にローノイズになり、結構いい音のCD-Rが焼けました。この状態で実際にCD-R焼き専用機としてしばらく運用していたくらいです。

娘は高校生なのであまり高級なものは必要ありませんので、娘にはこの1.2GHz動作のまま渡しましたが、あまりに遅くて申し訳ないので、オークションでウィラメットコアの1.5GHzの Pentium4 を落札して交換。でもFSBが512MHzから400MHzに下がってしまうので、この交換はあまり意味がありませんでした。発熱が大きくなっただけですね(^^;ゞ)

そこで、これは昨日のことですがノースウッドのPentium4 2.4GHzに交換しました。FSBも400MHzから512MHzに再び上昇。性能は70%アップ。これは体感速度の向上は相当なもので、娘はとても喜んでいました。ちなみにメモリは750MBついていますから、もともと十分です。

ちなみにかないまるも使ってみましたが、この程度のスペックがあればまだ十分に実用になりますね。


・P333

次は息子用です。



頂き物のワイヤレスマウス周辺を見れば相当使い込んでいると分かりますね。

このPCは、P345用と同様にCD-Rの音質向上検討用に買って用が済んだマザボを、安めのシャーシを買ってきて取り付けて息子用にしたものです。あまりに安物すぎて、DVDドライブの蓋がすぐに壊れてしまいトレイが出てこなくなり、今は蓋をはずして運用しています。

かないまる家では、かないまるが最初に買ったDOS/V機であるFMVを、娘が幼稚園、息子が小学校2年のときから家族用として開放していました。幼稚園児の娘がマウスを使うと、手のひらよりマウスのほうが大きいくらいでしたね。こういう時代なので、PCはなるべく早く使わせたかったのです。

FMVは数年間おもちゃになっていましたが、その後息子が六年生くらいのときに、かないまるのお古のソーテックに換えました。P333はその次のもので、息子が高校入学のころから与えているものですが、さすがに高校生で、息子が占有している時間がほとんどになりました。娘にも専用機を与えたのはそのためです。

P333のマザボはMSIの「P4MAN-V」というもので、VIAのP4M166Aチップセットを使ったものです。これもPentium4 1.5MHzのノースウッドFSB512MHzで使わせはじめましたが、受験生になってWordとiTunes をハードに使うので重たいというので、Pentium4 2.4GHz FSB512MHzに交換し、現在に至ります。

息子は現在受験の真っ只中。23日ごろまでの勝負かな。志望校に入ってくれるといいのですが。みなさん、応援してくださいね。


・2台のノート

かないまる邸にあるその他のPCとしては、まずカミさん用のノートPCが一台あります。

FMV-820NUBJいうもので、中古で2万円くらいで買ったものですが、モバイルCeleron 2.4GHzがついていて、まあまあの速度です。カミさんはメールは使わない人で、ほぼWEB閲覧専用なのでこれで十分ですね。

もう一台のノートは、片々雑事でおなじみのThinkPad。かないまるの出張用PCです。


・寝室用PC、P666

かないまる邸にはもう一つのPCがあります。P666としましたが、寝室用PC。かないまる邸のLAN上にはNASが一台置いてありますが、そこに入っているWAVファイルをソニックステージで演奏し、睡眠時に聴く用途のPCです。



これが物体。実はDELLのコンパクトデスクトップPCで、リースバック品でしょうね。秋葉原の中古ショップで動作音が静かなものを探して買ってきたものです。7000円でWindowsXP入りでしたからなかなか安い。



中身です。電源ファンは普通の角形。CPUファンはシロッコファンがついていました。冷えているときの回転数がかなり低く、HDDも静かなものがついていたので、スイッチオンではとにかく静かです。でも起動して数分でファンの回転数があがりうるさくなりました。CPUはウィラメットの1.5GHzでした。娘のPCに一時つけてあったのとのと同じですね。TPDが63Wくらいあり、性能の割に発熱が大きいものです。

そこでノート用のPentium4 Mを取り付けてみました。ノースウッドのPentium4 Mは、一部のマザーボードをのぞきデスクトップのソケット478でそのまま使えるようで、このデルのPCでも動作しました。

その場合、CPUは必ず低消費電力モードとなり、TPDは30W程度となります。もとのCPUから半減ですね。もちろん動作は早くはないですが、演奏開始のセットアップをするだけですから全然問題ないです。

で、TPD半減ともなると、さすがにファンの回転数が全く上がりません。いつまでも電源投入時の回転のままです。BDレコーダ (X90)と積んでありますが、レコーダのほうがよほどうるさいですから、相当静かであるといえるでしょう。

ちなみにディスプレイは液晶テレビにアナログRGB入力があるのでそれを使っています。まあ、これも間に合わせなので問題ありません。

というわけで、かないまる邸の現在のPC事情でした。



三号機の記事はこちら。
二号機の記事はこちら(一号機へのリンクもあります)。