これだけです。これで食欲が抑制され、体内脂肪が減ります。
しかしこのうちダイエット茶はダイエット初期とその後で、飲み方 (飲む量) が違います。とくに大事なのが最初の一週間から10日程度で行う「塩抜き」です。
塩抜きが終わると継続的ダイエットに入ります。いわば巡行状態ですが、速やかに巡行ダイエットに入るために塩抜きがとても重要です。
1.塩分排除による初期ダイエット
ダイエットの基本は「使わないカロリーはとらない」ということです。それには食欲を抑制する必要があります。そういう体質を一気に作るのがダイエット初期に行う「塩抜き」です。
エステのダイエットは概ね塩抜きだと思います。「わー、ほら減りましたよ」で騙されちゃいますが、本当はまだダイエットに入っていません。でもドンと体重が落ちることは確かです。
もちろんそのまま真面目にエステに通えばさらに痩せて行くでしょう。しかし問題は金がかかることです。
2.塩太りとラーメンスープ
塩抜きをすると痩せるということは、塩分が多いと太るということです。理由は簡単で、血液の塩分濃度 (正確にはナトリウム濃度) が決まっているからです。
塩分をとるとまず血液に入ります。すると塩分濃度を薄めるために水分が血中に多く入ります。水分が足らないと「喉が渇く」という仕組みになっています。つまり塩分をとれば自然に体液が増えるのです。
では塩分でどのくらい太るか。実は塩分7グラムで1リットルの水が体にたまるそうです。つまり1キロです。
塩7グラムはラーメン一杯に含まれている塩分量です。だからラーメンを食べると太ります。え、そんなに、と思うでしょうね。本当です。ラーメンスープは油脂がたくさん入っています。ダシもたくさん入っています。これらはいずれも塩辛さを軽減します。ラーメンスープの濃厚な味の秘密です。「外食」は概ねこういう仕組みで味が濃くなっています。
3.塩分の害
体液が増えると当然血圧が上がります。入った水分はすぐに尿となり、塩分も同時に排泄されますが、塩分の濃い食事を続けると慢性的に血液が多い状態になります。
その結果血管の披露が起こります。むくみや冷え性などの原因にもなります。血液を動かすポンプである心臓の負荷が大きいので血流が悪くなるからです。
なによりいけないのはカラダの動きが悪くなり、代謝が悪くなることです。代謝が悪いということはとったカロリーが消費されないということですから、当然脂肪が増えて太ります。結局、
高塩分体質=太る体質
なのです。
4. 最初にやるのは塩分の排出である
わかりましたね。なのでダイエットで最初にやるのは、カロリー制限ではありません。塩抜きです。塩抜きは「痩せる体質」を一気に作り出します。
塩が抜けたら、次に心がけるのは低塩分の食事の継続です。続ければ「痩せる体質を維持する」ことになります。
どうしても濃い食事をしてしまったら直ぐに塩抜きをします。
5.塩抜きには桑の葉茶と苦そば茶を使う
かないまるのダイエットは、桑の葉茶と苦そば茶を一緒に抽出したダイエット茶を飲み続けます (作り方は後述)。そして最初の10日程度はとくに大量に飲んで塩抜きをします。桑の葉茶には利尿作用があるようで、速やかに尿が出るので、他の飲料より塩抜きがしやすい特長があります。
塩抜きが終わっても同じダイエット茶を飲み続けますが、量が半分程度になります。塩抜きが終わるとダイエット茶の役割はか空腹感の抑制と脂肪燃焼促進に変わります。
この効果は主に桑の葉茶のものですが、苦そば茶は桑の葉茶のクセを消し、独特の甘みでダイエット茶を飲みやすくします。苦そば茶はルチンが豊富なので、血管を丈夫にする効果もあります。最近は美白成分があるという説も流布し始めましたね。そういえば日焼けしにくいです。
またどちらもミネラルの宝庫です。