LANオーディオを始めよう
TA-DA5700ES勉強会



アンプとNASを直結できる意義
(直結を実現した DA5600/5700ES)


初稿 120218



パケット伝送の純粋さと音質

このようにDMSはネットワーク上に自由に置くことができます。したがって自由度の高いオーディオ環境を作ることができるのが大きな利点です。

でもオーディオ機器といえるNASは、アンプに直結したほうがよいはずです。ポイントはパケットとパケットの間の空隙の長さの揺らぎにあるようです。

パケット信号はネットワーク機器(ハブやルータ)を経由するたびに読み取りと送出が繰り返されます。もちろんパケット通信は非同期通信ですので、DA変化はアンプ側のマスタークロックで動作します。データ転送もDA変換に必要なレートよりたくさん送れます。実際数十秒も先のデータがアンプ内にたまることもあります。つまり数十秒データが切れても音は切れないことがあるのです。空いているときはデータ転送が止まるか、ゼロを乗せた転送が続きます (ネットワーク機器の設計次第)。

したがってネットワークオーディオは相当いろいろな伝送を一緒にやっても音が途切れるということはまずありません。しかし音質は経路の質に敏感です。データの固まりであるパケットの転送間隔が揺れるような通信をすると、音質が劣化すると考えるのがよいようです。


ネットワーク機器による音質変化

まず間に挟まるネットワーク機器で音質が変わります。外部とつながるルータなどは通信会社からのレンタル品のことが多く、まさかルータの差による音質差を試してみた方は少ないと思いますが、残念ながら差はあります。

かないまるの試聴室では一昨年からネットワークを入れましたが、使用するルータは試聴で決めることにしました。さいわいにしてNTTからのレンタル品が勝ちましたが、だめなら変えるつもりでした。ハブも試聴室にあるものは全部聴いてあります。

かないまる邸にあるハブは新築時のダムハブからスイッチングハブに10年ほど前に交換しました。



そのとき買ったのが、corega FSW-8Lというものです。まだネットに音楽信号を通す予定のないころなので、この時はあまり考えないで買いましたが、100ボルトを直接入れるものということは意識しました。10ボルト前後の直流電源機器より長期安定性的がよく振動にも強いからです。

ところが音質を気にしだしてから、これに勝てるハブが登場しません。とくに初期のギガビットハブは大変に音質が悪くてびっくりしました。最近はやっと落ち着いてきましたが、変える必要性までは考えていません。

こういうオーディオ機器ではないものは、設計時点でだれも音質を意識していません。なのでユーザが自分で常に比較して、よいものを残すという勉強をしなくてはいけません。たとえばNASも、モデルごとに音質が違います。かないまるが使っているNASは数年前の商品ですが、今も一番音がいいと思って使っています。

これはPCオーディオ全般にいえることですが、最新機器もよ古い機器のほうがおもしろいが音がするというおもしろい世界だと思います。


。かないまるはそう思っていました。

このようにハブにより音質は確実に劣化しますが、言い換えればハブの通過段数が少ない方がよく、その究極がNASとアンプとの直結です。

DA5600ESが登場するまでは、NASをネットワークオーディオ機器(アンプ) に直結するという発想はあまりなかったようです。NASもネットワークオーディオ機器(アンプ)も「それぞれがネットワークにつながる機器」という固定概念があったからです。

これを打破したのが、2010年に発売したDA5600ESでした。DA5600ESはハブを世界で始めてオーディオ機器に搭載することにより、NASをアンプに直結することを実現したのです。

搭載するハブはオーディオ用として音質チューンしてあります。電源の採り方やグラウンドの処理など、DA5600ESのときに徹底的に考えました。なのでこのハブはオーディオ専用と言ってよいでしょう。たとえば高速すぎない方がよい (ノイズを増幅する感度が高くなります) というような、ネットワークの世界ではない発想で設計をしてあります。



ハブは4ポート。一番音がいいところを知りたいですよね。勉強会ですから公開しちゃいましょう。3番がいいと思います。試聴室ではDA5600ES、 DA5700ESともにNASを3番につないでいます (ハブ部分は同じものです)。またルータへの行くラインは4番につないでいます。

1番と2番は、NASがさらにあるときや、PCを直結したいときには使ってください。使わないときはオープンピン、または、かないまる発明のXターミネーターを取り付けてください。




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