TA-DA5700ES勉強会



DA5700ESが扱えるデジタルオーディオ信号

初稿 120202


AVアンプが扱える信号は、この数年でかなり多くなりました。 とくにDA5700ESでは、ネットワーク再生にインターネットからの動画ストリーミング再生機能を実装しました。もちろんHD対応。これはAVアンプでは世界初です。ベルリンフィルのストリーミング配信やYouTubeの動画を高音質で楽しむことができます。

また、USB-DACも実装しましたが、これもAVアンプでは初だと思います。

というわけで入力がかなり多彩になってきました。そこで、どんな入力を扱えるのかをまずは整理してみましょう。



これは DA5700ESの、デジタルのオーディオ入力系を一覧で図示したものです。下から解説しましょう。

1)ネットワーク上のサーバー

ネットワーク上のサーバー(DNS)にある音楽ファイルを、DLNAの仕組みで再生できます。サーバとは、ハードとしてはHDD、PC、携帯などの音楽を格納したドライブです。このドライブをDLNAの仕組みでネット上に放り出す仕組みをサーバーといいます。

PCをサーバーにするのは簡単そうで面倒ですし、24時間電源を入れておくようなものなので、基本的にはNAS (LANに接続できるハードディスクドライブ) を買ってきてLANにつなぐのが一番の早道です。

意外なのが、アンドロイド携帯で、携帯内の音楽コンテンツが常時サーバになっていて、 DA5700ESでいつも再生が可能です。

ネットワーク機能の詳しい説明は追って公開してゆきますのでお楽しみに。

DA5700ESがネットーワーク (DLNA) 経由で再生可能なフォーマットは、リニアPCM、FLAC、MP3、AAC、WMAなどで、メジャーなフォーマットはだいたいカバーしています (これは後日発行されるテクノロジーカタログに詳細が載る予定です)。

分解能は2chが最大192kHz 24bit。現在普及している最高解像度です。また、DA5700ESはAVアンプとして初のマルチチャンネルの再生を可能としています。解像度は48kHz 24bit 5.1チャンネルです。


2)映像音声コンテンツ (ストリーミング)

ネット上の映像や音声のストリーミング再生ができます。たとえばベルリンフィルが提供している「ベルリンフィル/デジタルコンサート」のコンテンツを再生することができます。

ベルリンフィル・デジタルコンサートはHDのストリーミングコンテンツです。音声は衛星放送並みのAAC。2chとしては放送より高レートの320kbpsが用意されています (ただし実際のレートは通信環境により自動的に変化します)。つまり条件がよければBSより高い音質でベルリンフィルが映像付きで楽しめるということです。

ベルリンフィル・デジタルコンサートは、 DA5700ESからサーバに接続すると提供されている全コンテンツのサンプルを視聴できますので、気に入ったら契約するといいでしょう。

このほかYouTubeなどの無償映像コンテンツも再生できます。画質・音質もPCで観たり聴いたりするよりは素晴らしく、CDでしか聴けないアーティストのステージなどを見れることは意外に感動するものです。


3)USB接続のメモリーデバイス

USBメモリーや、USB接続のHDDを接続して再生することができます。メニューでUSB再生を選択するとフォルダをどんどん掘って行くことができて、再生可能なコンテンツがあればリストが出ますので、選択して再生できます。

再生エンジンはネットワークコントエンジンを使っているので、再生可能なフォーマットは 1)のネットワーク上のサーバーと同じです。つまり音楽はリニアPCM、FLAC、MP3、AAC、WMA/2ch 192kHz 24bit/ マルチch 96kHz 24bit。映像はWMVなど。画像も表示させることができます。テレビ画面にデジカメで撮った画像を表示すると家族がビックリしますよ。

またこのUSB端子には、iPhon、iPod、ネットワークウォークマンを接続して音楽を再生することも可能です。


4)HDMI機器

HDMI機器はバージョン1.4になってから提供された機能を搭載しています。たとえばARCや3D対応です。HDMI規格は最近は毎年のように新機能が追加していたのが着いてきました。今回は前年からフォーマットが変化しなかったので、落ち着いて音質改善ができました。DA5600ESより低音の充実が大きいと思います。


5)同軸/光デジタルオーディオ機器

最も古くからある同軸/光デジタルオーディオも健在です。とくにCDをデジタル接続する場合、同軸入力の音質は一つのリファレンスとなるでしょう。

かないまるは20年以上前にソニー初の同軸デジタルオーディオ機器を設計しました。DAS-702ESというモデルです。その二年後に CDP-R1+DAS-R1でステレオサウンド誌のゴールデンサウンド賞を獲得したのが思い出深いです。

このCDP-R1は単独で商品を作りましたが、モデルが好評なことからRシリーズが生まれました。Rシリーズが作にあってその一号として設計したというわけではないのです。

で、このへんのモデルで音質を考慮したインターフェイス回路を勢力的に設計しましたが、現在も同軸デジタルを受信する標準的な回路として使われています。ソニーのAVアンプの同軸入力は、当時の経験を踏まえてチューニングを怠らずに続けていますので、現在もトップクラスに音質がよいと思っています。


6)PC/USB端子

PCとDA5600ESを接続する方法は、HDMIを使う方法があります。もちろんよい性能がでます。しかし旧タイプやノート形のPCを考えると、HDMIがついていないPCは数多くあります。

実際かないまるの出張用のノートPCは、親指シフト入力がしやすいということから今でもThinkPadですが、HDMIなんてついていません。しかしたくさんの音楽ファイルがあります。また音楽編集ソフトのサウンドフォージを入れてあり、ちょっとした音楽編集もこれでやっています。このときUSBでメインシステムが使えると超便利。

そういうことで、これはかないまるが欲しいと希望した機能です。最近一緒に仕事をしていW君もDAW使いで同じ目的を持っていたので、かれが実装してくれました。

接続すると、PCのオーディオデバイスに「USBオーディオ機器」が現れます。USBスピーカーを使っている方は見慣れていると思いますが、それと同じようにDA5700ES以後がUSBスピーカとして動作します。



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