PS3の補強方法

緒言

更新 070625
初稿 061115


PS3の基本的な補強方法 (チューニング方法) をご紹介しましょう。このチューニングは私の個人的な研究として行ったものですが、雑誌などで公開されたように、私の試聴室のPS3は、このチューニングを行ってあります。

これからご紹介する補強は、あくまで外からのもので、内部は一切手を入れていません。今後も電気的な部分はいじるつもりは全くありません。中はきわめて高性能で、シュミレーションや数々の検討の結果パターン設計された「コンピュータ」そのものですので、触るべきではありません。

これからご紹介する補強は、音を聴きながら実際にやってみれば、驚くほど素直に音質が変わると思います。それと、実はスピーカからの距離やラックなどの状況で、補強の最適量はみなさん一人一人違うでしょう。つまり最終的な音を詰めるのは、みなさん個人個人ということになります。みなさんが良い音だと感じたときが、チューニング完了です。

ところで、古きアナログオーディオを経験している方は、このチューニングには懐かしい感覚で接することができると思います。私自身がそうですが、かつてのオーディオマニアは、トーンアーム、シェル、カートリッジ、カートリッジとシェルのワイヤなどを変えて、その音色変化を楽しんだものです。プレーヤーのカバーを取り去ってしまうとかね。

若い方 (アナログオーディオを知らない方) には、きっと新鮮な世界でしょう。PS3と共に私が若いころ接したオーディオの世界に是非挑戦してみてください。

PS3へのチューニングは、比較的素直に再生音にあらわれます。理由は二つあります。

ひとつは、PS3の内部はワンボードのマザーボードがほとんどを占めており、HDMIもアナログ出力もマザーボード上で作られています。つまり信号系が非常にシンプルだということです。

次に、PS3の筐体はポリカーボネイト樹脂でつくられています。オーディオ的に見るとこれはやや弱いと言えます。しかし、ポリカーボネイトは、CDやDVDの材料なので、ディスクが持つ固有振動と異質なクセは発生しません。なので、弱いところに適切に補強を入れたりダンプして上げれば、音は比較的自由に変えられます。

よいシステムをお持ちの方の場合は、かなり敏感に、素直に音が変わることに驚かれるでしょう。最新のバージョン1.8にバージョンアップしてあれば、SACDのHDMI信号そのものもきわめて音質が良い状態になっていますから、追い込めば追い込むほどよくなる感じが手にとるようにわかると思います。

ただ、どこに着目してチューンすればいいのか案内なしではわかりにくいと思います。これからご紹介する補強は、そのヒントとなるでしょう。

この補強により次の点が改善します。

ただし、ここでご紹介するものと全く同じマテリアルを全て入手するのはもしかすると不可能かもしれません。しかし、PS3とスピーカの距離でも最適値が違う世界です。本質を理解して、あとはオーディオの楽しみとして体験してみてください。オーディオ仲間でも呼んで、久しぶりに音の変化を楽しんでみませんか。