かないまるとPS3
名門音楽誌・英グラモフォン誌
のコラムに登場しました

初校070227


「グラモフォン誌」という、クラシック中心の名門音楽誌があります。イギリスで編集、発行されていますが、たとえば「グラモフォン賞」といえば「クラシック・レコード界のオスカー」とも呼ばれるほど権威のあるアワード活動もしている雑誌です。

創刊年度はかないまるも知らないのですが、ものすごく歴史の長い雑誌で、1955年にフルトベングラーがベートーベンの交響曲5番のレコード(LP)を出したときに、この英グラモフォン誌に広告を出したという話を読んだことがありますので、LP初期にはもうあったことは確かです。

このグラモフォン誌に、オーディオ機器を扱うページがあります。当然クラシック音楽に向く上質の機器が扱われますが、最近ではTA-DA1200ESというソニーのAVアンプが激賞されていました。

DA1200ESは、日本向けのTA-DA3200ESからHDMIのリピータ機能を外したようなモデルで、パワーも少し小さいですが、やはり英国の怪物オーディオ誌である「What Hi-Fi誌」の年間アワードを取り、その直後にグラモフォン誌でも扱われたということで、現在ソニーのアンプは、欧州でとても人気があります (アメリカでもアワードをとったのでやはり同じような事になっています)。

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そのオーディオを扱うページで、オーディオ機器の評価の中心として活躍しているのがアンドリュー・エバラードさん。アンドリューさんは大変な日本通で、毎年何回か来日してますが、来日するといつも私の試聴室に寄ってくださいます。

奥さんが日本人 (とても美しい方です) なんですが、先日も奥さんの妹さんの結婚式があり、それに参列するため、訪日。つまり全くプライベートな来日ですが、時間を半日割いて品川を訪れてくださいました。実は品川までは奥さんと一緒に見えましたが、奥さんは高輪界隈でお買い物とのことで別行動。

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さて、アンドリューさんを待ち受けていたのは…。そう、今回は「PS3+TA-DA3200ES」のすばらしい音です。アンドリューさんは、高級オーディオ機器でもまず聴けないような高音質が、なんとゲーム機であるPS3から出てくることに目を丸くしていました。

PS3+TA-DA3200ESを聴いた方はしばしば「今まで聴いたことがない音」という形容をされますが、アンドリューさんも同様でした。自然で広く、ステージの奥のある空間表現と、ストレスのない音質にいたく感動していただいたようです。

その結果、グラモフォン誌に持っている自分のコラムに、なんとPS3との驚きの出会いを書いてくださいました。それもきわめてストレートに。



掲載されたコラムは、グラモフォン誌の「Hi-Fi/ニュース&レビュー」というページで、「知っておこう、SACD 2007年スタイルのすべて」という記事が2/3 (ソニーのSCD-XA9000ESも、現役商品として登場)。

そして右1/3がご紹介しているコラムです。

コラム名は「Infidelities」。オーディオに関する彼の本音を言うコーナーで、欧州のオーディオ好きの多くが知っているコラムです。

見出しの「 Moer to PS3 than games, it appears...」は「ゲーム機のPS3からそれ以上のものが出てくる…」でしょうか。

下の方のティアドロップに囲われた部分には「Quality audio from a console... I've rarely heard him so fired up」と書かれています。前半が「こんな箱から高音質なオーディオがでてくるなんて」。後半の「I've rarely heard him so fired up」は、「彼 (かないまるのことです) がこんなにエキサイトしたのを見たことがない」です。

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いいコラムなので、記事をかないまるへ転載する許可をもとめたところ、アンドリューさんが出版社の許可をとってくださいました。

この下にコラムを字が読める大きさで転載しますのでお読みください。翻訳はつけませんが、分かりやすい英語だと思います。ちなみにかないまるは「Guru (尊師)」扱いですね(^^;)。名刺のタイトル「Chief Distinginuished Enginee」は、ソニーの技術系専門職がソニー(株)からもらうタイトルで、現在全ソニーに36人います。私の場合はソニーの音質技術を代表する専門職ということになっています。

この記事は、上述のように読者も多く、欧州のHi-Fi業界で結構話題になっているようで、現地の販社からの問い合わせも来ています。欧州も日本同様、PS3がHi-Fi機器として認められるきっかけになるといいですね。



・グラモフォン誌の2007年3月号から転載しました
・この転載は、グラモフォン誌の正式な許諾を得ています
・この記事の再転載を禁止します