待望の高音質銅素材PC Triple C

サエク AC-6000/AC-7000を使った
自作電源コードの作り方

製作編 その4)
(AC-7000での作り方 壁コン側)



初稿150927
更新151003 (解説編と製作編に分け、リライトしました)。


フォイルの処理をするためにケーブル外皮を除去し、芯線を剥きだしたので、あとは用意したコネクタにねじ止めするとケーブルは完成します。ただそれが簡単ではないのです。特に電線量の多いAC-7000から解説します。まず壁コン側です。

壁コン側にはシールドのまき始め側 (銅線巻きのハンダ処理をしていない側) を使います。




コネクタは電極側とコードクランプ側の2ピースになっています。

電極側には穴が三つあります。

Nはニッケルメッキの電極で、Wと刻印があります。これはNに白線(white)を使うからです。
黄銅製の電極 (色が黄色っぽい金属) がL用です。穴にはなにも表示がありません。
Gと刻印がされているのはグリーンを意味します。解説編その4)のように、今回の製作では使いません。

ではケーブルの先端を加工して、NとLに入るようにして行きます。



まずシース (外皮) の端から芯線を32ミリにカットします。切れ味のよい金属用はさみかニッパを使い、スパっと切ってください。ここで芯線をつぶすと後が辛くなります。

カットしたら白と黒の被服を15ミリ剥きます。コネクタには13ミリの指定がありますが少し長めがいいです。

ここで厳重注意。被服を剥くとき芯線を1本たりとも落としてはいけません。この素材の歪み感の少なさをを活かすには全部の素線を漏れなくコネクタに繋ぐことが欠かせません。被服は柔らかいですが、慎重にやってください。不幸にして1本でも落ちたら剥きなおしてください。



次に先端をほんの少々ハンダあげします。AC-7000は太すぎて、この方法以外ではコネクタの穴に入りませんでした。

ただし、ハンダは極力少なくし、スキマに埋まるだけが理想です。難しいですけどね。もしハンダ上げで先端が太ってしまった場合は、カッターで鉛筆の芯を尖らせるように削ってコネクタの穴に入るようにしてください。

こう書くと冗談のようですが、実際にそうてないとAC-7000をこのコネクタに装着することはできませんでした。



これはホーザン製の愛用のワイヤストリッパです。刃を外皮に入れて、剥くのは指でやりました。

AC-7000の場合、このストリッパの一番太い「2.6」の穴でちょうどよかったのですが、現在は売っていないようです。調べた範囲ではφ2.6の刃を持っているのはマーベル ワイヤーストリッパーくらいしかないようです。わざわざ買うのも…と思う方はそーっとカッターの刃を入れて、指で被服をつまんで抜いください。電線の縒りにあわせて、右に回転しながら抜き取ります。AC-7000の被服は発泡してあって柔らかいので、これでいけます。

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ハンダあげができたら電極に取り付けます。



こんな感じ。

入らなかったらどうするか。ハンダが染みだしているところはカッターナイフで削り取ってください。太ってしまっている場合はやり直しかな。コネクタ側の樹脂の穴を大きくできればいいのですが、とても難しいです。

ビスを締めるドライバーはビスの十時穴とぴったり合うものを使ってください。かなりの力で締めますので、ドライバが合わないとビスの頭が崩れてしまいます。

しっかり締めてから、5分くらい経ったらもう一度締めます。ハンダが塑性変形するので緩むのです。

でもそれで終わりではありません。さらに一時間後にまし締めすると「カキっ」と音がしてまたビスが回ると思います。これは銅線やハンダ、ターミナルまでもがさらにゆっくり塑性変形するためです。特にハンダあげを行った場合は要注意で、ハンダが変形しきるまで数回のまし締めが必要です

ビスが動かなくなったら一応完了ですが、数日後にもう一度まし締めをしてください。そのあとは数カ月に一回点検してください。




カバーを付けてコードを締めつけて完成。コードが太いので締めつけビスは全部締めず、AC-7000で3ミリくらい残しました。こういう中途半端は実は好きではないんですが、締まらないのでしょうがないですね。

あとでワッシャを探していれて見ることにします。



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