音楽小道具



かないまる式

無共振ラックの作り方

工作編

初稿 100516

1.棚板の接着

では工作編です。



まずボンドを一枚の棚板全面に塗布します。



もう一枚をていねいに載せます。



ボンドが固まるまで固定するため、ボンドが乾かない打ちに手早くスレンダースレッドを打ち込みます。まず中央に一本打ちます。



あとは、上の画像のように全部で25本のビスを打ちますが、中央から外周に押し広げるように打って行きます。推奨ビス順は、1に続き、まず25のところを仮止めします。これは回転止めです。1-2-3-4-5まで打ったら25を抜きます。そのあとは番号順に打ってください。

まあ厳密にこの通りでなくてもいいのです。内側から外側に接着剤を押し出すように伸すような気持ちでビスを打ってください。接着剤は塗布が適量なら外にはそんなに出てくるものではないですが、慣れないと多めに塗ってしまうのでたぶん出てきます。接着剤が出てきたら十分に濡らした雑巾で拭き取ってください。雑巾は乾く前に水洗いすればOKです。


2. 組み立て

では組み立てです。



まず三枚目の棚板を床におきます。その上に4本の柱を立てます。正確に四隅に置いてください。そして2枚接着した棚板を載せます。

ここでなるべく正確に合わせますが、柱のカットの直角のズレに起因して若干ズレるのが普通です。このズレは気にしてはいけません。修正は不可能で、無理をしてもひずむだけです。たとえば上の画像では右前の柱が若干前に出ています。そもそもツーバイフォー材はまっすぐではないので、正確に90度にカットしたようでもこういうズレは起こります。シム入れやヤスリがけで調製しようとすると、折角の接触ロスが減ってしまいます。なので、あくまで素直に積み上げて、そのままコーススレッドを打ち込んでください。

コーススレッドは、2枚重ねの棚板側から柱1本につき2本ずつ打ちこみます。上の画像で赤い矢印を参考にしてください。位置はだいたいでいいです。




2枚重ねの棚板側のビス止めがすんだら、全体をひっくり返して、今度は柱1本についてコーススレッドを1本ずつ打ちます (赤矢印参照)。

以上でこれで組み立て完了。とても簡単です。


3. ビス抜き



ボンドを1日乾燥させたら、仮止めビスを抜きます。ビスは残しておいてもも何の役にもたちませんから必ず抜いてください。


4. 墨塗り

音質的には何もしないで白木のまま使うのがかないまるのお勧めです。トゲの刺さる材料ではありませんが、簡単にコーナーだけペーパーがけしておくといいでしょう。ペーパーがけしてクリア塗装してもかまいません。その場合はポリウレタン系の塗料が音質的にお勧めです。

もう一つのお勧めが、墨で黒くする方法です。



墨汁を刷毛塗りします。墨汁はダイソー (100均) で売っている物が乾燥が速くて手につかなくて良好です。おそらく膠だけではなくて合成樹脂が入っているのでしょう。音質的にも基本的に十分で、ソニースタイル大阪のもこの墨汁です。

では書道用品店で売っている高級墨汁では音質はどうか。作られてから10年以上経っているビンテージもの(?)の、呉竹製の墨汁を試してみました。



これ、晩年書道の先生をやっていた父親の遺品なんですが、かないまるは書はやらないので10年以上手つかずだったものです。捨てるのももったいないし、腐るものでもないのでそのままになっていました。

結果ですが、困ったことに高級墨汁のほうが若干いい音がしました。でも、大きく違うのは風合いでした。特にシダーの木目や節に高級感が出ます。

まあ、そういうもんでしょうねえ…。




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