スープラの高音質HDMIケーブル
HD-5

初稿150926


かないまるは現役時代に三つのHDMIケーブルの設計に関わりました。最初がサエクのSH1010。次がソニーの超高級ケーブルDLC-9150ES。最後がソニーのDLC-HE20XF。これらは2008〜2012年の作品ですが、なんといずれもまだ現役商品です。

音質・画質が一番いいのはもちろんDLC-9150ESですが、いささか価格が高い。AVアンプ一台より高い(^o^)…。

比較的リーズナブルな価格なのはSH1010ですが、ARCが通らないなど規格が少し古い (音はいまも一流)。なのでSH1010クラスで新式はないかとよく聞かれるんですが、そういうときに推薦していたのがスープラのHDMIケーブルでした。

ところが最近、いつものように推薦したら「売ってないんですけど…」。
そこで勧進元のサエクの北澤さんにお聞きしたら「そうなんですよ。最新信号規格にあわせて新規ケーブルになってるんです」とのこと。



早速入射しました。これが最新のケーブルHD-5です。旧ケーブルは無骨なコネクタに加えて不要輻射防止のコアがケーブルの途中に付いていましたが、新ケーブルは小型のコネクタだけでコアはなく、とてもスッキリしたデザイン。コードの外皮はスープラ共通の淡いブルーです。

さて、入手したのは1.5mと2m。音を聴いてみました。そうしたら、なかなかいいバランス。まずいいのが、低域にあおられるなど振動から来る感じの不安感がない。端子が小型なのでケーブルの振動が機器に入りにくいのかな。端子の金メッキも1ミクロン弱もあるそうで、これは無茶苦茶厚いメッキですが、コンタクト性能もいいんでしょう。金メッキの厚いのは音に効くんです。

実は、使い始め少しもっさりした音が出ましたが、聴いているうちにすぐとれてしまい、一時間も使っていたらめきめきと情報量感が出てきました。出来のいいものほどエージングでよくなるんですが、このケーブルはそういうタイプですね。

半日も鳴らしたら間接音で空間を埋めつくすような、かないまるの好きな表現がどんどん現れてきました。画質も落ち着いたとてもいい感じ。総合的に旧タイプよりよいと思います。

なお、方向性による音質差はやや強く感じました。かないまるの環境では文字と逆に信号を流すのがよかったです (かないまるは低音が豊かで広がる感じのする方を採用します)。ただしこれは環境と好みで変化するかもしれません。是非方向を変えてみて、よいと思った方で使ってください。もちろん変わらない場合はどちらでもいいわけなので、そのままお使いください。

スープラのケーブルはサエクさんのオンラインショップで購入できます。またはこちらからアマゾンに入って「スープラ HD-5」で検索しても購入できます。




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