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試聴 3) SSDモデルの感想

151015初稿
151019更新、誤記修正


続いてfidataのSSDモデルを聴きました。




いやー、これは凄いです。この音は、従来のどの再生音とも一線を画しています。こんな音は聴いたことがありません。一言でいうと「原音のような再生音」が聴けました。

fidata SSDの特長を一般的な表現で書くと、きっとこうなるでしょう。

でもかないまるが感心したのは、こういう評価の範疇とは別のところにあります。ズバリいえば「音がフレッシュで生々しい」のです。

よく「生放送は録音録画したものより音がよい」というようなことをいいますね。先日のDSDストリーミング実験も「生ならではの音がした」と多くの人が言っていました。

生放送の音が録音再生した音よりよいところは、なんといってものは音の闊達さにあります。音が生き生きとしているのです。音数が多いのに混濁しない。個々の楽器が独立でいて、それでいて全体の音楽として融和している。fidataのSSDバージョンは、まさにそういう「生の闊達さ」を表現してきます。

こう書くと「ポールの生ってなんだ?」と思うでしょうね。

あるんですね。ポップスの生が。それはミクシングコンソールやDAWでミックスして、2チャンネルや5.1チャンネルに編集されたもので、まだ媒体に再録音されていないときの音です。bit長も16bitまたは24bitに丸めたもので、媒体に記録するためのデータ幅に切ったもの。でもまだHDDなどの記録媒体に入れる前の音、ということです。

かないまるは藤田恵美さんのカモミールベストオーディオなどの作品の編集を会社の試聴室で行いましたので、このミックスアウトの音がとても闊達なことを知っています。つまりこれがポップスの生です。

ところが、このデータをHDDに一度収録して再生すると、同じ現場で再生しても元の闊達さがなにがしかなくなってしまいます。生ではなくなるのです。fidataのSSDは、どうやらそれを元に戻す能力があるようです。完全ではないかもしれませんが、かなりもどっていると思います。

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ポールマッカートニーで具体的に表現すると、驚くのはバックをつとめる各楽器が、まるで音量を上げたようにはっきり聴こえてくることです。

リズムを刻んでいるギター(センターから15度左にいます)などは普通の再生音ではドラムやベースに埋もれがちです。しかしfidataのSSDバージョンでは、ギターは闊達にリズムを刻み埋もれないでずっと聴こえ続けます。かといって目立ちもしません。おそらくミックス時はこういうバランスだったんだろうとわかるのです。

勿論ポールの歌はもう最高です!。

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さらに確認のために、恵美さんのカモミールスマイルから「Streets of London」の96/24のマスターデータファイルを再生してみました。入念なバックアップのためにHDD間を何度かコピーしたものですが、制作時のマスターデータとしてお預かりしているものです。

まずRockDiskNextで聴くと、これは普通によい音がしました。これをfidataのHDDモデルに変えるとギターの低域がぐっと厚くなり、音楽性が高くなります。

でもSSDモデルにはちょっと驚きました。「おー、OKテイクはこういう音だっね」と、何となく記憶に残っている音に再開してちょっと感動しました。恵美さんのやさしさと、バック演奏の闊達さが両立していました。

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次にハイレゾ音源でクラシックをいくつか聴いてみました。交響曲やオベラの序曲などの編成の大きいものです。

いいですね。すごくいい。フラットネスが高く、超高域、超低域まで延びきっています。だからグランカッサが凄いです。

音程がない (あるのかな?) 巨大な革 (皮?) がホールに放つ低音インパルス。fidata SSDモデルが再生するそれはなかなか猛烈です。放たれたインパルスにホールが「ドパーン」と反射音を返してくるのを聴き、「やっぱり生だな、これは」と思いました。この感じはホールの生演奏以外ではたしか聴いたことがないからです。

fidata SSDモデルはたぶん革新的です。
スゴイです。


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