オーディオ用NAS RockDisk For Audio




電音質改善その4)

ラスク板による音質改善


151122初稿


前項までで、RockDisk For Audioを床に置くと、床が振動すること。その振動は本体に戻り基板を振動させて音質に影響しているだろうという仮説を書きました。

振動がよくない理由はまずコネクタの接点に振動が入り接触抵抗を変調し、それが原因で信号が変形するからです。ネットワークやHDDのコネクタは伝送路ですが、インピーダンスが低いので接触抵抗の変調はうれしくありません。部品自体も「部品の部品同志を接合する接点」をたくさんもっているので、当然振動に感度があります。

またNASはオーディオ信号のクロック生成の大元になる水晶発信器を搭載していますが、水晶振動子という部品は機械的な振動で波形を作りますので、やはり振動に感度があります。

また「ウ〜ン」という音は丈夫な台の上では聴こえません。ではそれでOKかというとそうではありません。音が聴こえなくても設置面を叩いていることに変わりはなく、叩いた反作用が基板に戻るので、設置面が振動を吸収するのでない限り手持ちよりは音質は劣化することになります。



実はこのページ用に撮影しているのは床ではなく、同じリビングにあるテーブル上です。テーブルといってもオランダ製の厚みが4センチもあるもので、蕎麦打ちページによく登場しているものです。これだとうなりは全く聴こえませんが、やはり手で持ったときより音質は劣化します。

一方、奥にあるのはRockDiskNextですが、音質は「手持ち」とほとんど変わりません。WDの3.5インチが非常に静かであること。箱が目茶苦茶しっかりしていること。基板とHDDが別々にシャーシに付いていることなど、条件がとてもよいのです。後輩のRockDisk For Audioはなかなか大変です。



そこで設置場所についていろいろなものを試しましたが、効き目が大きかったのがラスク板です。

ラスク板はネズミ鋳鉄の細片を型に入れて焼結したもので、多孔質の鉄の固まりで、振動吸収力が非常に大きいことがよく知られています。

画像のものは木枠に入ったもので20年以上前に入手したものですが、大きさが中途半端でお蔵入りしていたものです。今回は相手が小さいので蔵から(?)出ししてきました。

効果はかなりあり、汚れの大半がとれました。またベース域が非常にはっきりして、魅力的になりました。実はRockDiskNextにも音質改善効果がありましたので、HDD機器全般に対してラスクボードはいいのかもしれません

画像のものは古いものでオークションなど以外では入手できないと思いますが、下記のページで素材の小片を扱っていますので、今度ためしてみたいと思います。

http://www.rask.co.jp/accessory-boardkit.html
http://www.rask.co.jp/virtualstore.html




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