オーディオ用NAS RockDisk For Audio




音質改善その2)

振動と改善のヒント

151122初稿


アイオーが発売した高級NAS fidataは衝撃でしたが、価格帯的に別世界なので、RockDisk For Audioの記事を再開しましょう。

前回電源を強化してかなり音質がよくなりましたので、この方法はさらに改善を考えていますが、今回からしばらく振動に着目します。

11-4)どんな音か の項で書いたピアノの付帯音(汚れ)の件。前回の電源の改善でいろいろな改善のひとつとして付帯音も少なく感じました。しかし引き続き試聴を続けた結果、これは付帯音が減ったというよりは、音そのものがよくなって付帯音が目立たなくなったということのようです。つまり付帯音そのものはそれほどは減っていなくて、例えばクラシックのピアノコンチェルトなどでは、弦との合奏で汚れがふっと浮いてくるのが分かってきました。

またRockDisk For Audioを一階に置いて、二階で聴いてもこの付帯音が聴こえるので、これはスピーカの音圧が戻るものではなく、RockDisk For Audio本体でなにかが起こっていると判断できます。

1)RockDisk For Audioの振動の状況

RockDisk For Audioを手に持ってみると、手に振動を感じます。本体質量が軽いせいもありますが、HDDの振動もやや大きい感じです。



これがRockDisk For Audioに入っているサムスン製の2TBのHDDです。9.5ミリ厚の2TBは現在(2015/11)これしかないようです。つまり最先端のHDDなんですね。換装などの余地はありません。

このHDDは700GB弱のプラッタが3枚入っているようで、回転質量はかなり大きいと言えます。質量が大きくてもダイナミックバランスがとれていればなにもおこりませんが、振動を皆無にすることは基本的には不可能です。



画像は振動が発生するメカニズムのイメージです。赤い●が回転重心とします。これが回転中心からずれているイメージです (実際にはこんなにずれていません)。この重心が回転することで振動が発生します。

携帯やスマホのバイブは、実は中に入っている調小型のモーターで振動を作っています。軸からずれた位置に重りが付いていて、それをモーターで回転させているのです。HDDの振動も同じ原理で発生するもので、程度の善し悪しはありますが、SSDと違いHDDは振動を皆無にすることはできません。


2)改善のヒント



RockDisk For Audioを手で持っている様子です。軽い振動を感じます。ところが、このように手で持っているとピアノの汚れが目立ちません。これが改善のヒントになります。

またRockDisk For Audioをリビングの床に置いてみると「ブーン」と小さい唸りが聴こえてきます。これはRockDisk For Audioが床を加振していることを意味します。かないまる邸の床はホームシアターをやることを考えて強化してあり、一般家庭の床より丈夫だと思いますが、広い面積に振動が広がるので聴こえるのでしょう。

そして聴こえてくるのは90Hzの純音ではありません。音色があります。つまり高い周波数を感じます。90Hzの振動以外に、その振動をきっかけとしてもっと高い周波数が発生し、それが基板に戻ることが考えられます。おそらくピアノを汚しているのはこれだと思いますので、それを防止すれば音質は改善すると思われます。



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